1144

マンション購入後の管理費!?修繕積立金!?意外と知らない毎月の支出とは?

マンションの購入を考えている方は要注意です!住宅ローンの返済とは別に、月々の諸費用がいくらかかるか把握していますか? 分譲マンションには、管理費や修繕積立金、駐車場使用料など、様々な費用が発生してきます。初期費用の頭金や住宅ローンのみで、マネープランを計画されている方は、今一度見直しが必要になってくるかもしれません。

<1.管理費とは?>
「管理費って何に使われるお金?」「なんで毎月、支払う必要があるの?」 そんな疑問について詳しく解説します。 ●管理費とは? マンションに住む方には毎月、管理費の支払い義務が発生します。管理費とはマンションを維持するためのお金です。エントランスがいつも綺麗に掃除されていること、困ったときには管理人さんが助けてくれること、この安心を生み出してくれているのが管理費なのです。

●修繕積立金と何が違うの?
マンション管理は、日常的な管理と、長期的な管理に二分されます。
◯日常管理
・日常の清掃やエレベーター
・宅配ロッカー
・防犯カメラの設備点検
◯長期管理
・長期修繕計画書に記されている修繕工事や建築診断

管理費は日常管理面に使用され、修繕積立金は古くなるにつれて修理が必要になる箇所の工事費用として蓄えられています。

<2.支払わなければならない管理費とは?>
次に気になるのは、管理費が一体月々にいくらかかるのかという点です。購入予定のマンションの管理費の相場を知り、購入時の判断基準として活かしましょう。

●管理費の相場は?
マンションによって、管理費の額は異なりますが、平均をすると月額1万5,000円程度の物件が多いようです。修繕積立金の平均月額が6,500円のため、毎月2万円程度の支払い義務が発生します。

また、「同じマンションなのに、お隣さんと管理費が違う」というような場合があります。
管理費は、各所有者が所有している専有面積に応じて課せられるため、大きなお部屋の所有者には、より多くの負担がかかるようになっています。

●値上がりはしない?
管理費や修繕積立金は、実際のところ値上がりをしていきます。しかし両者が値上がりをする理由は異なります。

管理費とは、日常的な管理費用にやりくりされる費用のため、宅配ロッカーの設置や経常的なものの補修費、物件が加入している保険料などにより、値上がりをします。修繕積立金は、築年数を重ねるごとに劣化すれば、物件の修繕が必要になるため、値上がりを余儀なくされます。

マンションによって物件購入費用に幅があるように管理費や修繕費の値上がり幅にも、差が見られます。

●長期で考えると負担額はどれくらい?
ここで大切なのが、長期で考えたときにどのくらいの負担が必要になるのかという点です。
例えば、新築マンションを4,000万円で購入したAさん(30代)のケースを見てみます。

頭金として500万円を支払い、残りの3,500万円で、月々10万5,000円程度の住宅ローンを組みました。15年が経過した頃、気付けば修繕積立金が当初より1万円値上がり。このペースで行けば、旦那さんが定年を迎える頃には、修繕積立金だけで3万円になる計算です。

住宅ローンは金利1.475%、支払期間35年の固定金利としてみれば、35年後の総支払額は、 「住宅ローン:約4,500万円」、「修繕積立金:約600万円」、また、大体の相場からいくと「管理費:約500万円」「駐車場代:約400万円」、他にもリフォーム代や、お子さまの教育費用も必要になってきます。

銀行の住宅ローン審査には、管理費や修繕積立金は考慮されていないため、無理のない支払計画であるかは自分で判断することが好ましいでしょう。

<3.管理費・修繕積立金があってよかったこと!>
月々の負担ばかりに注目が集まる管理費・修繕積立金。しかし、これらのおかげでマンションにはたくさんのメリットがあります。

●共用施設の充実
マンションは、防犯面・設備面ともに充実しています。 24時間警備やフロントサービスなど、一戸建てで導入しようとすれば、かなりの費用を要します。共用部の電球が切れていれば、翌日には交換されていたり、日常の快適さが保たれていることは、重要な要素と言えるでしょう。

●高い資産価値が保たれる
木造一戸建てと比較をすれば、RC造という構造のマンションは、価値は下がりにくいとされています。RC造とは、鉄筋コンクリート構造のことで、金属の鉄がもつ「砕けない粘り強さ」とコンクリートがもつ「圧力が掛かってもつぶれにくい」特徴を兼ね備えます。

また立地の面で、駅の近くに建設されることが多いマンションは、売却の際に有利となります。
修繕積立金で大規模改修工事を実施していること、災害や劣化による修繕が都度行われていることで、メンテナンスの行き届いた状態を保つことができます。

<4.思わぬ出費を防ぐ>
住宅ローンの返済だけに、気を取られていた方からすれば、月々の思わぬ出費である管理費・修繕積立金。金額の見直しにより、月額の支払いが嵩み家の売却や住み替えを余儀なくされるケースは少なくはありません。しかしマンション購入時に管理費・修繕積立金を考慮した額で住宅ローンを組むことで、このような最悪の事態は回避できます。また管理費を支払っていれば、設備面・防犯面などで一戸建てとは違った安心を得ることができます。知らず知らずのうちに、しっかりとしたメンテナンスを行い、資産価値を維持してくれるマンションならではのシステムを有効に活用しましょう。

 

 

♥横浜・湘南エリアで不動産をお探しなら!♥

観光地としてはもちろん、住みたい場所としても長年不動の人気を誇る横浜エリア。横浜・湘南エリアの不動産なら、賃貸も売買も私たちリストにお任せください!

私たちは1991年に横浜で不動産仲介事業をスタートして以来、横浜の子育て事業や様々なスポーツや大会の支援など、地域に密着した様々な活動を展開しています。
(2015年横浜環境活動賞受賞)

 

賃貸物件をお探しの方はこちら
購入物件をお探しの方はこちら