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ヴィンテージマンションが狙い目!ただの中古物件とは違う、その魅力とは?

上質な環境や豊かな生活を求める人々の間で、「ヴィンテージマンション」というキーワードが注目されています。最新のマンションにはない落ち着きと存在感、個性的なデザインやレトロな外観など、歴史を重ねた建物だけがもつ雰囲気が人気のポイントです。一般的な中古マンションとはひと味違う、ヴィンテージマンションがもつ本当の価値やその魅力についてご紹介します。

 

<ヴィンテージマンションの基本>
ヴィンテージマンションと呼ばれるのは、ほとんどが高度経済成長期に建てられたマンションです。バブル好景気に建設され、今も価値がある高級マンションは立地が良く、デザイン性にも優れている物件が多く残っています。

近年のリノベーション物件の人気に乗じて、古いものの価値を見直そうというムードが高まり、ヴィンテージマンションという考え方が生まれました。

マンションは新築で販売されるときが一番高く、築年数が経過するごとに価値が下がってしまうのが一般的です。しかし、築年数が経っても資産価値がほとんど変わらないヴィンテージマンションや、一部では販売坪単価が当時よりも値上がっているものも少なくありません。
年を重ねるほどおいしくなるヴィンテージワインのように、築年数が経つほど魅力が高まる物件という意味でヴィンテージマンションと呼ばれています。

 

<ヴィンテージマンションを選ぶ理由とは?>
ヴィンテージマンションが選ばれる理由は主に4つあります。

1.昔から建っているので、立地が良い
高度成長期に建てられて今も残っているマンションは、基本的に立地が良く、駅に近かったり、地盤がしっかりしているという特徴があります。都心の人気エリアに位置し、その街のシンボルにもなっているような物件がほとんどです。

2.管理状態が良い
昭和40年代に大手デベロッパーによって建設されたヴィンテージマンションは、良質なコンクリートを使用していたり、腕の良い職人たちを雇って、丁寧に造られているものが多くあります。その後のメンテナンスもしっかりと行き届いているため、価値が下がりにくいという点もポイントです。

3.高級感のある質の良いデザイン
なかでも、「高級ヴィンテージマンション」として知られる物件は、ハイクラスのホテルを彷彿させるようなデザインです。中世ヨーロッパのような佇まいや昭和モダンスタイルなど趣向を凝らしたデザインは、建設当時と変わらない魅力を誇っています。高級木材を使用した内装、住民専用プールの設置、太陽光を四方から取り込む設計など、近年の新築マンションにはあまり見られない贅沢な造りも数多くあり、ヴィンテージマンションの人気の理由となっています。

4.良質なコミュニティ
建てられた当時に高級マンションを購入した人々は富裕層が多く、その地域で良質なコミュニティを形成してきました。どんな人が入居しているかわからない新築マンションよりも、安心できるコミュニティが存在するという点もヴィンテージマンションが流行する理由の1つです。そこで新たに作り上げられる人間関係は、一種のステータスのようになりつつあります。

 

<良いヴィンテージマンションの見分け方>
数多くのヴィンテージマンションの中でも良い物件を選ぶにはいくつかのポイントがあります。

●シンプルな造りの物件を選ぶ
どんなにオシャレな内装になっていても、大切なのは建物自体です。例えば、柱が少なく骨格がわかりやすい物件や、広い空間があって構造がしっかりしている物件など、基本構造がシンプルな造りになっているマンションはリノベーションがしやすく、物件の資産価値が落ちにくい傾向にあります。次に売るときのことを考えて、買い手がつきやすいというのも選ぶときに大切なポイントです。

●いつまでも変わらない部分に注目
現在の内装にはこだわらず、その建物の「変わらない部分」に注目して、ヴィンテージマンションを探しましょう。例えば、窓から見える美しい景色や建物自体が持つ雰囲気や外観、天井や柱の高さ、柱の位置といった部分は、簡単に変えることはできません。変わらないからこそ、その魅力も衰えず、時が経っても価値のあるものとして評価されます。

 

<価値の高いヴィンテージマンションを狙おう!>
新築マンションにはない、魅力にあふれたヴィンテージマンション。すでにそこに住まう人は、住み心地の良さや利便性から価値を実感しているため、良い物件はなかなか空きが出ません。資産価値が高いという点はもちろん、ヴィンテージと呼ばれるその空間やコミュニティで過ごす時間こそ、本当に価値あるものといえます。物件を探すときは、焦らずじっくりと自分に合った物件を探すことが、良いヴィンテージマンションと巡りあうコツです。