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2016年はオムニ家電元年!家電のIT化で暮らしがさらに便利で快適に!

「オムニ家電」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?オムニ家電とは、家電とITを融合させたもので、新しいライフスタイルを提案する画期的な製品として注目されています。上手に使いこなせば、日々の暮らしが一層豊かに楽しくなるでしょう。今回は、最新のオムニ家電とこれからの暮らしについて見ていきましょう。

 

<IoT搭載のオムニ家電とは?>
「オムニ」とはラテン語で「すべて」を表す言葉です。さまざまなコンテンツをまとめた商品をオムニバスと呼びますが、オムニ家電も同じで「あらゆるもの」「すべての」という意味で使われています。

これまでの家電よりも利便性を高めるため、オムニ家電はIoT(Internet of Things)技術を搭載しています。IoTとは、モノとインターネットを直接接続することで、従来の家電では考えられなかった機能やサービスを提供する技術です。例えば、パソコンやスマートフォンを使って家の外から家電を操作したり、家電が自動で情報を取得し提供してくれるなど、IoTによって家電がIT化したものがオムニ家電です。

インターネットと人を直接つなげるオムニ家電の登場で、家電の常識が変わり始めています。最新技術で開発されたオムニ家電が続々と登場し、すべての家電がIoT技術を搭載できれば、未来の生活が大きく変わるでしょう。

 

<おすすめのオムニ家電製品>
オムニ家電の製品にはどんなものがあるのでしょうか。IoT技術を搭載した家電の機能やサービスについてご紹介します。

●オムニ家電の代表は冷蔵庫
IoT技術を搭載した冷蔵庫の開発が、大きな話題になっています。IoT技術を搭載した最新の冷蔵庫はWi-Fi機能が搭載されていたり、扉に大きなディスプレイが配置されているものがあります。そのディスプレイでネットスーパーや通販サイトに直接注文をしたり、近所のスーパーマーケットの特売情報を確認したり、レシピを表示させることができます。

●エアコンのONとOFFもグッと便利に
IoT技術が搭載されたエアコンなら、家の外からいつでも操作することができます。家を出るときに消し忘れる心配がなく、家に着く前にスイッチを入れれば帰宅したときに快適な室温にしておくことも可能です。また、自宅と自分のいる場所との距離をスマートフォンがGPS機能で把握し、家から一定の距離以上離れると電源が自動でOFFになり、家に近づくと電源がONになるという機能が、アメリカで普及しつつあります。

●照明器具もIT化する時代
照明器具にもIoT技術が搭載されれば、家の中を照らすだけの役割ではなくなります。スピーカー機能付きの電球を使えば、オーディオを配置せずにスマートフォンやタブレットを使って照明のスピーカーから音楽を流すことができます。他にも光と音で目覚まし時計の役割を担うなど、IoT技術の搭載されたオムニ家電は、これからも私たちの暮らしを豊かにしてくれるでしょう。

 

<オムニ家電が普及した暮らし>
オムニ家電は、意外なことにそれほど高価ではありません。その理由は、Webサービスを展開する企業や通販会社などが家電メーカーと連携することにより、開発費や広告費を負担しオムニ家電自体の価格が上がるのを抑えているためです。機能性の高いオムニ家電の普及は、消費者にとっても企業にとっても大きなメリットがあります。

●今後予測されるサービスは?
モノがIT化することによって、今後さまざまなサービスが予想されています。冷蔵庫であれば、中の在庫を自動的に判断して少なくなった食材を補充するように知らせたり、冷蔵庫に今あるもので調理できるメニューの提案など、食に関するコンシェルジュのような機能が研究されています。他にもペットのエサの皿をセンサーで感知して、スマートフォンやタブレットなどに残りの量を知らせたり、外出しているときでも設定した時間に自動的にエサが補充される機能など、あらゆる生活のシーンでオムニ家電の活躍が期待されています。

●オムニ家電の課題
便利でスマートな暮らしを提案するオムニ家電は、安定した通信速度を保つ環境で使われることが大前提です。現在はモバイル4G回線が使われていますが、その10倍以上の通信速度を出す5G回線の開発が切望されています。通信速度が安定することで、オムニ家電の機能やサービスがますます充実していくでしょう。

 

<オムニ家電で一歩進んだ未来の暮らしへ>
オムニ家電は、私たちの日々の生活をより快適にしてくれる画期的な商品です。時間や労力をカットできた分、生活にゆとりが生まれ、新しいことに挑戦する時間が増えることで、これまでとは違った楽しみを見いだすこともできると期待されています。一歩進んだ未来の暮らしを、ぜひオムニ家電で体験してみてはいかがでしょうか。