周辺環境で住みやすさを確認!家選びでこだわりたい住環境のポイント
引っ越しや新居の購入など、新しい家探しは気持ちがワクワクするものです。間取りや内装を見て、楽しい新生活をイメージするのも良いですが、快適な住みやすさのためには周辺の環境も大切です。では、新居の周辺環境については、何を基準に選べば良いのでしょうか?より快適に住める場所を見つけるために、自分のライフスタイルに合った周辺環境を選ぶポイントについてご紹介します。
<周辺施設をチェック!あると嬉しい施設とは?>
住む場所を探す際に重要なのは、自身のライフスタイルに合っているかどうかです。周辺にどのような施設があると便利なのでしょうか。
●スーパー・コンビニ
生活に必要なモノが、手に入りにくいと不便を感じてしまいます。特に、食品や生活用品が購入できるスーパーやコンビニなどのお店が、家の周辺にあると嬉しいですよね。注意したいのは、お店までの距離だけではなく、品揃えや営業時間などの点で「実際に利用できるお店なのかどうか」ということです。帰宅時間が遅い人にとっては営業時間、主婦なら商品の充実ぶりがポイントになるでしょう。それぞれの生活習慣に合っているかどうかチェックしましょう。
●子育てしやすい環境や施設
小さな子どものいる家庭では、公園や教育施設など子育てしやすい環境が周辺にあると便利です。子どもたちの登校の様子や学校までの通学路の安全性、交番の有無なども実際に歩いてチェックすることをオススメします。
●公共施設
病院や警察署、市役所などの施設や郵便局、銀行・ATMなど、生活のインフラに関わる施設が近くにあると安心です。しかし、こういった公共施設は、勤務地の近くで補えることもあるので、ほかに譲れないポイントがあればそちらを優先し、勤務先の周辺施設で足りない部分を住環境で整えるという考え方でも良いでしょう。
<住みやすさを左右する利便性>
毎日の通勤や子どもの通学など、交通の利便性は住みやすさを大きく左右します。車や自転車などライフスタイルの中心になる交通手段が何かを考えて、住みやすさを見極めましょう。
一番気になるのは、やはり最寄り駅やバス停までの所要時間です。自分の歩く速さではどのくらい時間がかかるのか実際に歩いて確かめておきます。平坦な道と、坂道の所要時間とでは、同じ距離でも感じる長さや疲労の度合いが違います。子どもの通学の場合は、危険な道はないか、街灯はあるかなど、生活するシーンをイメージしながら歩きましょう。
いくつかの鉄道会社が乗り入れていたり、鉄道の他にもバスが利用できたりと、複数利用できる交通機関がある場所は大変便利です。会社勤めの人で勤務地が遠い場合などは、終電や始発の時間、1時間の本数や朝の通勤時間の本数などもチェックしておきたいところです。車であれば幹線道路までの距離や道幅、自転車であれば坂道や最寄り駅の自転車置き場の有無なども忘れないように確認しましょう。
<住んでから後悔しない!周辺環境のチェックポイント>
住み始めてみると、内覧時には気付かなかった点が見えてくることがあります。長く住む場所なので後悔のないように、さまざまな角度から検討しておきましょう。
●街全体の雰囲気
周辺の施設などを確認したら、街全体の雰囲気も感じてみてください。コンビニや飲食店が近くにあると便利ですが、夜になると雰囲気が変わり治安に心配が出てくる場合もあります。繁華街など人が多く集まるところでは、騒音やごみ問題などに注意してください。昼間の下見だけでなく、実際に帰宅する時間帯や夜間の様子なども必ず確認しましょう。
●時間帯や曜日による差
道路の混み具合などは、平日と土日で大きく違う場合があります。内覧に行った日が休日であれば、平日の交通状況も下見しておくと安心です。土日は車の交通量が少ないけれど、平日は最寄り駅までの抜け道になっていて、スピードを出した車が多く走っているなど、小さな子どものいる家庭では不安な要素が見つかるかもしれません。平日と土日以外に、朝昼晩など時間帯ごとの違いもチェックしましょう。
●もしものための防災情報
分譲マンションや家を新築する場合には、20年、30年と長く住み続けることを想定しておく必要があります。万が一に備えて避難場所の確認や、大雨の時に道路が浸水しないか、近くに増水しそうな河川がないかなど、さまざまな場面を想定した上で最終決定しましょう。自治体が公開しているハザードマップの活用をオススメします。
<周辺環境にもこだわって納得の住み心地を>
室内の環境は自分で整えることができますが、周辺の環境は自分で変えることはできません。住み始めてから、「もっと下調べしておけば良かった…」と後悔しないように、手間や時間を惜しまず、本当に納得できる周辺環境にあるかどうか、納得できるまで確認することが大切です。自分のライフスタイルに合った住みやすい街を探しましょう!