誰もが憧れるマイホームでの暮らし。それをスタートさせるためにはどのようなステップが必要になるのでしょうか。理想のライフスタイル、予算について、手続きの流れなど、新築分譲マンションの購入のための基本的な流れを分かりやすくご説明していきます。
マイホーム探しでは「今後どのようなライフスタイルを送りたいか」を明確にし、ご家族で共有することがとても大切です。「どの街で探そうか?」「広さはこのくらいは絶対にほしい!」「こども部屋は2つ必要になるかなぁ」「通勤時間は1時間以内にしたい」など譲れない条件が何かを洗い出し、優先順位を決めておけば、ご家族の意見が分かれたときや迷ったときの道しるべになりますよね。またご家族やご友人などマイホーム購入の先輩方からアドバイスをうけておくことも、スムーズな物件選びには欠かせません。
まずは住宅情報誌やネット検索で、条件に合う物件をリサーチしていきます。住みたい街にある不動産会社を訪れたり、遠方の場合は電話やメールで問い合わせをしてみましょう。
希望の条件に合う物件がいくつか見つかったら、モデルルームや現地を積極的に訪問してみましょう。物件により様々ですが、スタッフがマンツーマンで案内してくれたり(予約が必要な場合が多いです)、一般公開より早く見学できたりとメリットがたくさん。その際、わからない点は遠慮なくスタッフに質問することがポイントです。特に建物の完成前に販売している場合、モデルルームと実際の物件の間取り・仕様などが異なることがあるので注意が必要です。実際の暮らしをイメージしながら見学することで、物件選びで重要視する点が再確認できたりとさまざまな発見があります。また実際に訪れることで、周辺の雰囲気や環境も分かるので安心につながります。
マイホーム候補をいくつかの物件まで絞り込み、それらを比較して気に入った物件が見つかったらご家族と検討していきましょう。それには見学した後にひとつひとつ評価しておくことが重要になります。現地での印象や担当者から渡された資料も活用しながら、わからない事は担当者に質問をしつつ不安を解消していきます。迷った時には最初に共有した「理想のライフスタイル」に立ち返り、ぜひベストな選択を。
マイホームとして理想的な物件が見つかり購入を決めたら、すぐに担当者に購入意思を伝えましょう。購入申し込みの方法としてはA先着順受付とB登録抽選とがあります。申し込みの際、申込金として2万円から10万円のお金が必要な場合もあります。
先着順受付の場合、希望物件の購入申し込み受理から3日以内に重要事項説明を受けることになります。その後売主と買主が売買契約書に署名捺印して売買契約を交わし、手付金を支払います。(基本的には所定の口座へ事前に振り込み)
売買契約が終了後、借り入れを希望する銀行に住宅ローンの本申し込みをしましょう。ローン審査が行われて、正式な承認と融資条件が決定。本申し込み時には公的書類(住民票や印鑑証明など)の提出が求められます。
不動産会社が入居手続きに関する説明をするために入居説明会を行います。確認事項が多いので、忘れずに出席するようにしましょう。(※開催の有無は物件や不動産会社により異なる)
入居説明会では物件の引き渡し日・不動産登記について・諸費用の振り込み方法などの説明や、引っ越し日調整などが行われたりとその内容は多岐にわたります。
契約時にまだ物件が完成していない場合、引き渡し前に内覧会が開催されます。契約内容通りに仕上がっているか、不具合はないかをしっかりチェックしましょう。万が一問題のある箇所を見つけたらどんどん指摘して担当者による説明や修繕の対応を求めましょう。内覧会の際、室内の寸法を測っておくと、カーテンや家具などの購入がスムーズに進むのでおススメです。
マンション購入価格から手付金を引いた残金を支払うことを残金決済といいます。残金と諸費用を指定日までに売主に支払い、確認されたら鍵が引き渡されます。また同時に住宅ローンが実行されて支払いが開始されます。(完成前の新築マンションの場合には売買契約から引き渡しまでの期間が1年を超える物件もあります)
こうして、マイホームでの理想のライフスタイルがはじまります!